野球の見せ方。

松中さんのカラダのことといい、ゴールデンゴールズの件といい、めちゃくちゃブルーです。
15日に試合見に行ったばかりなのに…。
まずは試合のことを書いて、頭を冷やそう…。

観戦したのは「つくばゴールデンチャレンジ第4戦/VS 佐久コスモスターズ(野中徹博監督)」。野球の試合としては、かなりユニークな進行で、萩本欽一というテレビ人がプロデュースするとこうくるのか、と興味深かったし楽しかったです。

  • 始球式はつくばの研究機関の女性。ノースリワンピースで登場し、3球投げてうち1球がノーバウンドのストレートできれいにミットにおさまり、どよめく球場。きっと野球かソフトの経験者なんだろうなあ。欽ちゃんが「3球も投げるんだよ、ずうずうしいよね」とふると、場内アナウンスがすかさず「始球式はずうずうしい●●さんでした」とお約束な返し。

 

  • GG先発の仁平は8連続三振。いいピッチャーかも。佐久のピッチャーはなかなかストライクがとれなくて、ハラハラ(3塁側でまったり観戦だったので、なんとなく佐久がんばれ視点が途中からまざってみたり)。羽生田さんはプロの体つきで目立ってた。片岡さんは対照的にすんごくちっちゃく見える。打撃はライナーに終わったけど、守備は見劣りしなかった。山出さんは当たってて印象に残った。選手名にスポンサーが入ってるとすぐ覚えるね。佐久のライトの守備が目立ってた気がする。最終回には野中監督も打席に入って長打。野球でご飯食べてた人はやっぱ違うよなー、というスイング。

 

  • GGに得点が入ると、ハワイアンミュージックとともに、フラダンサーが出てきて踊るのにはびびった。しかも、全員がフィールドに降りる頃にはメロディがほぼ終わってて、あまり踊れずに引き上げる一幕も。試合途中にアナウンスが「フラダンスの皆さんが踊り足りないとのことです」と言うと、再び音楽とともに登場して踊ってた。グラウンド整備中はたっぷりダンスしてた。

 

  • いいプレイをした選手にはいろんな賞品がプレゼントされるんだけど、「ガマの油一個」「ネギ3本」とかで、このへんはちょっとおもしろかった。そのたびに監督とアナウンスの掛け合いがはいる。

「打った●●選手にはJAよりネギ3本が贈られます」
「おれがプレイをほめたからネギ3本なんだろー」
「萩本監督にネギ3本を」
「そうだよ。おれネギ好きなんだ。」
「打った●●選手にはメロンを差し上げます」
「おい!」
「監督にネギ1本追加(投げやりに)」
みたいな。
 
そんなかんじで、お祭りっぽいノリの野球でした。このシリーズ自体がお祭りっぽくて独自の採点方法を採ってるということもあるんだけど、のびのびした雰囲気。球場には子供同士、デートの学生風、犬連れ家族(コーギーかわいかった)、野球通っぽいおじさんなどがそれぞれのスタンスで試合を楽しんでいました。試合当日は猛暑だったのですが、監督は炎天下のグランドにほぼでずっぱりでマイクパフォーマンスをしていて、プロ芸人の根性みたいなものを感じました。
お祭りとして、野球への入り口として、町おこしの材料として、とてもよい「企画」というのが最終的な印象です。

 
そういった諸々が一部の不心得者のせいで消え去ってしまうのは、あまりにも残酷だし旧時代的だと思います。また、責任の取り方としては極端すぎ、なにより、今まで築き上げたつながりを一方的に断ち切ってしまうやりかたは不誠実です。
うーん。なんか頭の中ぐるぐるしててまとまりません。またあとでなんか書くかも。
今はひとまず、事態の推移を見守りたいと思います。