『しあわせの理由』『バッテリー〈4〉』

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

理系を連呼する解説に指摘されるまでもなく(というかあの解説何が言いたいのかよくわからなかった)、確かに本文中の理系知識は外国語のようだった。けどニュアンスさえわかれば、読書に支障ないのでそのへんはさらりと読み流す。中国語を見て漢字っぽいものから文意がとれるのと似てる。物語としてちゃんと感情を揺さぶってくるので楽しめた。双子の話と量子サッカーの話が好み。チェルノブイリの聖母はよくわからんのでもっかい読もう。

バッテリー〈4〉 (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈4〉 (教育画劇の創作文学)

裏表紙の青にやられた。モノクロ鉛筆による風景画に切り取られたような青空。うまいなあ。んで中味はどろどろ人間関係。見開きで会話文しかないのは児童文学としてありなのか?と疑問に思いつつ、でもおもしろいのだった。タイムリーなことに今朝の新聞でプロ選手母校指導可能にという記事を見て、オトムライや校長のいう「教育の一環としての野球」の話を思い出した。さて、残る2冊はめぐり会えたら読もう@図書館。