『僕らはどこにも開かない』

僕らはどこにも開かない (電撃文庫)

僕らはどこにも開かない (電撃文庫)

こういう売り方できるのは一度だけだよね。柊くんの家庭環境の謎が明かされなかったので、シリーズ売りをする気配も。保留。心にひっかかるシーンや強烈な一文があれば、めちゃくちゃな文章や展開でも絶賛なんだけど、今回は読み終わっての感想が浮かばない。強いて言えば「得体が知れない」。ストーリーもどう説明すればわからない。そういう意味で、初めて遭遇したタイプの小説。ラノベには違いないんだけど。
  
んで、電撃文庫といえばブギーポップなわけですが。
出先でメールが来たのでケータイをバッグから出したら血まみれでした。あわてて手を見たらあちこち血がついていましたし、バッグにも当然血が。よく見ると小指から出血中だったので、とりあえずティッシュで押えたまま電車に揺られつつ、ブギーシリーズの『ジンクスショップへようこそ』を思い出しました。ティッシュ配りの少女が小指にわざと傷を作り、通りすがりの人たちに血のついたティッシュを配ってましたが、現実にこれをやると汚れて仕方がないでしょう。もう、ほんとうに、バッグ汚れたのがショックだ。