『ミカ×ミカ!』

ミカ×ミカ!

ミカ×ミカ!

はまぞう(アマゾン)検索したら、「×」も「!」も検索対象にならんらしく、すんごい量がヒットした。いやはや。
ということで、図書館本。ミカちゃんが若干エイリアンぽいのは、双子の弟のユウスケ視点で語られてるせいなんだろうけど、それにしても彼女の言動は唐突で面白い。ユウスケが友達のヒロキの心情を察してあげられるのと対照的。そんで輪をかけてエイリアンなのがちづる。でも、ユウスケ視点のちづるはカワイイと思う。ジャンルは児童文学だと思うけど、このテの本にありがちな「ナイーブさ」がさほど感じられなくて、読んでて気持ちいい。んーとね、こういう小説って、子供時代を無意識のうちに美化するっていうか、そういうとこある気がするんだけど、この本にはそれがあんまりない。んで、それがいい。ちなみにうちにも「シアワセ」っぽい鳥のカタチの洗濯ばさみがあるけどご利益は全然ない。