このミス2007

このミステリーがすごい!2007年版

このミステリーがすごい!2007年版

今回の「このミス」には驚かされた。読んだ瞬間よっしゃー!!と思わずガッツポーズ。読みたい読みたい早く読ませて文藝春秋さま!てな具合に思わずハイテンションになってしまった理由は「我が社の隠し玉」にある。

戦後日本の怪事件を描くデイヴィッド・ピースの《東京三部作》第一作『TOKYO YEAR ZERO』は秋。

秋だって。まだまだ先じゃん。三部作の第一作が小平事件、第二作が帝銀事件、第三作が下山事件を素材にしてるらしい。このおぼえがき内で新刊マダー?ってさんざ書いてきたけど、実は半ば諦め入ってただけに刊行決定はひたすら嬉しい。
肝心のランキングの方は、自分の既読分が国内5/20冊、海外2/20冊という状況。しかも海外の2冊が両方ともディーヴァーなのだった。それはさておき国内1位が平山夢明にも驚いた。というか読めない。絶対。以前図書館で興味半分でこの人の本に手を出して、あまりのグロさに途中で吐いた経験があるので多分無理。体が全力で拒否したのは今のところこの人の本だけ。そんくらい威力があった。凶器だね。紹介文を見ると表題作がめちゃめちゃ面白そうなんだけど、どうしよう…。