恋愛小説だった。

獣どもの街 (文春文庫)

獣どもの街 (文春文庫)

短編のエルロイはやたらと陽気でハイテンション。「暗黒小説」だけどカラっとしてる。スタイリッシュですらある。なので読んでるこっちもハイになってしまう。でも最後の一文でじーんとした(LAコンフィデンシャル以来だ)。やっぱエルロイはすごいや。
現代を舞台にしているのでインターネットとか出てくるんだけど、エルロイの小説でそういう単語が使われてることに軽い衝撃を受けた。ドナ・ドナヒューの射撃の腕はのび太と互角だな(かっくいー!)。つーかリックが下手なんだな、きっと。