本の貸し借り。

のりりんの『生首に聞いてみろ』を読んでみたいと友達に言われたんだけど、明らかに彼女好みではないので、どうしようかと。特に生首は「一位ってほどじゃない」って意見が散見されるので、なおさら。私はすごくおもしろかったし、満足だけど、それは多分のりりんのヘヴィユーザだからで、それ以外の人が読んで「うーん」て首をひねるのは分からないでもない。とりあえず、「エラリィ・クイーンとか好きな人はすきかも」と答えたら、「じゃあ時間ができたら読んでみる」という消極的返答だったので、布教活動に私は向かないとしみじみ思った。
おもしろくない本や、好みじゃないCDを貸されてリアクションに困った経験が学生時代に多少あったんだけど、「おもしろかったよー」「よかったよー」とにこやかに返却しつつ後ろめたかったことがあるので、合わないものを人に薦めることには抵抗があるのだった。
と、勝手に人の好みを決め付けていいものか、また悩むんだけど。